物価高の今こそ、買い物の「習慣」を見直す
2026年も食品の値上げが続いています。総務省の家計調査によると、食費は家庭の支出の中でも大きな割合を占めており、工夫次第で節約効果が最も出やすい費目のひとつです。
「節約=我慢」ではなく、買い方を少し変えるだけで食費を月3,000〜5,000円抑えることは十分に現実的です。
この記事では、スーパーでの買い物を中心に、今日から実践できる7つのコツを紹介します。
コツ1:タイムセールの時間帯を把握する
生鮮食品(肉・魚・惣菜)の値引きシールが貼られる時間帯は、スーパーによって異なります。一般的には以下の時間帯が多いとされています。
| 商品カテゴリ | よくある値引き時間帯 |
|---|---|
| 惣菜・弁当 | 19時〜21時ごろ |
| 肉・魚(精肉・鮮魚コーナー) | 閉店2〜3時間前 |
| パン | 閉店1〜2時間前 |
通いなれたスーパーで「何時ごろ値引きになるか」を一度確認しておくと、意識して使いやすくなります。値引き品をまとめて買い、冷凍保存することで、食材ロスも防げます。
コツ2:プライベートブランド(PB)商品を使いこなす
イオンの「トップバリュ」、セブン-イレブン系列の「セブンプレミアム」、西友の「みなさまのお墨付き」など、各スーパーが展開するプライベートブランド(PB)は、ナショナルブランド(NB)と比べて10〜30%程度安いことが多いです。
品質については以前より向上しており、調味料・牛乳・乾麺・缶詰などの定番品はPBでも十分満足できることが多いです。
まず「塩・砂糖・醤油・みりん」などの基本調味料をPBに切り替えるところから試してみましょう。
コツ3:まとめ買いは「冷凍前提」で計画する
「まとめ買いして食材を無駄にしてしまった」という経験がある方は多いのではないでしょうか。まとめ買いを節約につなげるには、購入時点で冷凍する前提で計画するのがポイントです。
冷凍保存に向いている食材
- 肉・魚:小分けにしてラップ→ジップロックで1〜2ヶ月保存可能
- きのこ類:生のままカットして冷凍できる。料理時は解凍不要
- ほうれん草・小松菜:下茹でして冷凍すると使いやすい
- 食パン:1枚ずつラップして冷凍、トースターで直接焼けばOK
「安い日にまとめて買って冷凍」の習慣をつけると、割高なタイミングでの緊急買いが減り、食費が安定します。
コツ4:週1〜2回の「まとめ買い」で買い物頻度を減らす
買い物の頻度が多いほど、「ついで買い」が発生しやすくなります。
スーパーに行く回数を週1〜2回に絞り、事前に献立と買い物リストを作ってから行く習慣をつけると、衝動買いが減り食費が抑えられます。
買い物リストはスマートフォンのメモアプリで十分です。「リスト外のものは買わない」と決めるだけで、余計な出費を防ぎやすくなります。
コツ5:特売日・ポイントアップデーを活用する
多くのスーパーは曜日ごとに特売品を設けています。また、クレジットカードや電子マネーとの組み合わせでポイントが数倍になる日を設定しているところも多いです。
- イオン:20日・30日は「お客さま感謝デー」でイオンカード利用時5%OFF
- 西友:毎週火曜・金曜は特定商品を特売
- マルエツ:木曜日はシニア向け割引など
通いなれたスーパーの特売スケジュールを把握し、大きな買い物はその日に合わせると積み重ねで節約になります。
コツ6:食材の「単価」で比較する習慣をつける
同じカテゴリの商品でも、容量が異なると割安・割高の判断が難しいことがあります。
大容量が割安とは限らず、内容量を比較すると小さいパックのほうが安い場合もあります。
商品を選ぶ際に「100gあたりいくらか」を意識するだけで、本当にお得な商品を選びやすくなります。近年はスーパーの価格タグに100gあたりの単価が表示されている場合も多いので、活用しましょう。
コツ7:食品ロスを減らすことが最大の節約
買ったのに使わず捨ててしまう食材は、そのまま「捨てたお金」です。
農林水産省の推計によると、日本の食品ロスは年間472万トン(2022年度)にのぼります。家庭からの食品ロスが約半分を占めており、一般家庭での削減余地は大きいです。
食品ロスを減らす3つの習慣
- 冷蔵庫の「見える化」:透明な保存容器を使い、何があるかひと目でわかるようにする
- 献立を先に決めてから買う:食材ありきではなく、使い切れる量だけ買う
- 賞味期限の近いものを手前に置く:冷蔵庫に入れる際、古いものを前に出す
まとめ:今週から試せる3つのアクション
| アクション | 期待できる節約額の目安 |
|---|---|
| PB商品に切り替え(週5品) | 月500〜1,500円 |
| タイムセール品を週2回活用 | 月800〜2,000円 |
| まとめ買いで買い物回数を週2回に | 月1,000〜2,500円 |
3つすべてを取り入れれば、月3,000〜5,000円の食費削減も現実的な目標になります。
まずは「自分のスーパーの特売曜日を調べる」「PBの調味料を1本試す」など、小さな一歩から始めてみてください。